
子どもがいると物がどんどん増えていく。片付ける時間もないし部屋が荒れ放題……
片付けたいけれど育児や家事、仕事に追われてじっくり物を整理する時間がないと悩んでいるママは多いのではないでしょうか。
実は、ポイントさえ押さえれば悩まずに短時間で断捨離するのはとても簡単! 家の中のものが減るだけで日々の掃除や片付けが本当に楽になるので、毎日時間がないと悩んでいるママはぜひすぐにでも断捨離を始めてほしいです!



この記事はこんな人におすすめ!
・家事の時間を減らして余裕が欲しい人
・散らかった部屋で過ごすのにストレスを感じる人
・子どもが自分で片づけられる環境を整えたい人
この記事では、初心者や忙しいママも実行しやすい断捨離方法をご紹介します。日々の労力を減らしたいママはぜひ最後までご覧ください!
そもそも断捨離って?得られるメリット


断捨離とは必要なものを見極め、不要なものを手放すことです。
【断捨離のメリット】
- リバウンドしにくい
- 片付けや掃除にかかる時間が減る
- 大量の収納グッズが不要になる
- 子どもも片付けやすくなる
収納グッズを探すには、収納場所のサイズを測って合うグッズを探すなど工程が多く時間もかかりますよね。
断捨離は仕分け用の箱さえ最初に用意しておけば、準備の手間もかからず5~10分のすきま時間でも取り組めて、さらに散らかりにくい部屋を目指せるので忙しいママにぴったりなのです。
失敗しない!初心者向け断捨離の進め方


では、断捨離の進め方を解説します。
ここでおおまかな流れを把握して断捨離する場所を決めたら、後述の場所別ガイドに進みましょう!
①断捨離の事前準備
- ・仕分けボックスを用意する(残す・迷い中・捨てる)
-
残すはその場所にそのままでOK、迷い中と捨てるは、段ボールや余っている収納ボックスなどを使いましょう。ゴミ袋でも可です。
- ・家族との事前確認
-
夫や子どもに断捨離を始めることを伝え、絶対に捨てたくないものを聞いてリストアップしておきましょう。



家全体で見て物の数が減れば、推しグッズやおもちゃを無理に処分しなくてもすっきりするよ!
②断捨離する範囲を決める
最初にがんばりすぎると疲れて中途半端になりがちです。まずは作業に慣れるために、家事の最後や寝る前などにキッチンの引き出し1個、クローゼットのかばんのみなど小さい範囲でやってみましょう。
最初に断捨離をする場所は、家事の時短効果を感じやすいキッチンやお風呂、洗面所、玄関などがおすすめです。
あとは、自分の服や持ち物なども、必要・不要の判断がしやすく断捨離の成功率が高くなります。
③断捨離を実際にやってみる
残すはそのまま、迷ったものは一旦迷い中ボックスに、捨てるは処分用の袋やゴミ箱へ仕分けしましょう。
以下は判断基準の一例です。
- 【残すもの】
-
- 過去1年以内に使用した
- 明確な使用目的があり、定期的に使っている
- 気に入っていて持っていて幸せを感じるもの
- 重要な思い出や記録として必要なもの(厳選は必要)
- 【捨てるもの】
-
- 1年以上使っていない
- 壊れている、劣化している
- 似たような機能のものがある
- 使いにくいと感じながら使っているもの
- なんとなく持っているだけのもの(プレゼントなど)
断捨離で重要なのは、感情的にならず客観的に考えることです。もったいないという気持ちに惑わされず、収納スペースに限りがあることを常に意識して仕分けしましょう。
たとえば、化粧品で使い切ってないからとずっと持ち続けているものはありませんか? 中身が減っていなくても開封済みの化粧品は劣化や雑菌の繁殖などの可能性があります。



昔はキャスター付きのコスメボックスにぱんぱんだったけれど、いまはポーチ1個までに減らせました。自分のお気に入りだけなのでアイテム数が少なくてもポーチを開くと気分が上がります! お手入れも簡単!
デパコスなど高価なものはもったいないと感じやすいですが、何年前からあるものは思い切って処分しましょう。
思い出の品は写真を撮ってデータにして、現物を手放すのも物を減らすのに有効な手段です。それでも迷ってしまうときは次を参考にしてください。
④迷い中ボックスの仕分け
【迷うもののよくある悩みポイント】
- 「いつか使うかも」と思って保管しているもの
- たまにしか使わないが、必要な時に便利なもの
- 少し高価だったので捨てるのが惜しいもの
そんなときは、以下の質問を自分に問いかけてみてください。
- 同じものを新しく買うとしたら、買い直す?
- 今後1年以内に確実な使用予定はある?
- 保管スペースの価値と比べて、維持する価値はある?
- 一度手放しても必要になったときに手に入れられる?



個人的に、限定品や書籍などもう手に入らないものは無理に手放す必要はないと考えています。ただし、迷い中で同じものが複数あるなら数は減らしたほうがいいですね。
ここまでやっても決めきれないときは期間を決めて一旦寝かせ、後日捨てるか残すか決めましょう。
断捨離の場所&モノ別ガイド


ここからは場所別の断捨離ポイントを説明します。
キッチン
- 食器の枚数は家族人数分+1~2人分
- 重複している調理器具は機能のいいほうのみ残す
- 1年以上使用していない食器や調理器具、キッチン家電(ホットプレート、ホームベーカリーなど)は処分を検討
- 来客がほとんどない場合は来客専用の食器は不要
- 期限切れ食材を捨てる
- 過剰なストックは減らす
断捨離ついでに1週間以内に使ったものは取りやすい場所に置いておくとそのあとも楽になります。
日用品の過剰なストックは管理の手間を増やします。災害備蓄以外のものは3か月以内には入れ替わる程度の量にしましょう。
家族の人数にもよりますが、3人家族なら開封済み+1個(通常サイズ)で十分でした。



断捨離を始めて、大容量の洗剤をケース買いしてしまったのをとても後悔しています……。あまりにも量が多い場合は劣化する前におすそ分けや寄付が◎です。
洗面所、お風呂
- 半年以上使っていない、または使用期限切れの化粧品やヘアケア、インバスアイテムは捨てる
- 多すぎるタオル(適量の目安:バスタオル1人2枚、フェイスタオル1人2~3枚)は捨てる
- 好みじゃない家にある引き出物のタオルは手放す
- 部屋着やパジャマは2~3セットにする
- 使っていない洗濯・掃除グッズは処分
- クリーニング店のハンガーは新しいものが増えたときに古いものは処分
- 汚れやカビがあるおもちゃは子どもといっしょに捨てる
- 過剰なストックを減らす
お風呂のおもちゃは減らすだけでなく、吊るす収納にしておくと日々の掃除が楽になります。





これは物干しバーにかけられるので水切れバツグンでカビ知らずです! バスケット型より軽いのもいい!
玄関
- 3か月以上履いていないくつは処分を検討する
- スポーツ用など目的別の靴は1個ずつにする
- 家族人数分+予備1本以上の傘以外は捨てる
- 不要な紙袋やチラシは古紙回収日に必ず捨てる
ブーツやサンダル、水遊びグッズなどオフシーズンものは、くつ収納袋などで衣替えといっしょに別の場所に収納しましょう。
リビング
- 部屋をせまくしている気に入っていない家具は思い切って処分
- 使っていない健康器具や掃除用品は手放す
- 整理せずにためているはがきや書類を仕分けする
- 保証期間が切れた保証書は捨てる
- 期限切れ、または使う可能性の低いクーポン券はすぐ捨てる
- 取扱説明書はデータ化やアプリに切り替える(保証期間が切れている場合)
- インテリアは自分がこまめに掃除できる程度にする
- 観葉植物や生花も管理できる数のみにする



書類の断捨離は1回〇分とタイマーで区切ると疲れずに進めやすい!
どこまでやったかわかるようにしておくのを忘れずに。
寝室・クローゼット
- 寝具カバーは使用中+1~2セットのみ
- 破れや汚れ、劣化があるものは買い替える
- ムダな家具やまくら、クッションなどを置かない
- ベッドサイドのリップクリームやハンドクリーム、寝る前の本などは1点ずつ
- 劣化している服は捨てる
- 多すぎる下着や小物は減らす(ストッキングやアクセサリーなど)
- サイズや好みが合わなくなった服は手放す(目安:2年以上着ていない)
- デザインが似ている服は気に入っているほうを残す
- かばんは収集が趣味でなければ多くても5個程度にする
- オケージョンはレンタルを活用する(喪服以外)
子どもの嘔吐やおねしょが多い場合は、寝具カバーの枚数は調整しましょう。
シーズンオフの寝具は圧縮袋で収納するか、オールシーズン使える寝具にしてカバーで調整すると収納が省スペースになります。
子ども服&おもちゃ
- 服やおもちゃ、絵本などの残したいものの優先順位を決める
- サイズアウトしたものは手放す(おさがりは状態のいいものだけ残す)
- 多すぎる靴下や肌着は減らす
- 壊れたおもちゃや年齢に合っていないものは子どもといっしょに手放す
- 思い出のものは厳選またはデータ化
- 文具は最低限にする(おまけでもらうようなえんぴつやおもちゃ消しゴムなどは数が多ければ手放す)
作品や思い出のものの断捨離方法は、写真に撮って記録して処分する(作品帳やアルバムを作るのも◎)、処分できない服(新生児服など)は1~2着など数を決めて保管などがおすすめです。



息子は絵本やおもちゃ大好きなので無理に減らさず、その代わりあまり関心のない衣服や作品の現物保存を最低限にしています。(学年ごとに作品帳にする)
個人の持ち物(趣味のものなど)
- もう使っていない、「いつか」のために取っておいてあるものは処分
- 本や雑誌は電子書籍への移行も検討する
- ゲームもダウンロード版にする
- コレクションは保存・展示スペースを決めてその範囲に収める
- DIY・ハンドメイドのものも収納スペースを決め、入りきらない分は手放す
- 新しい趣味を始めるときは古い趣味ものを減らす、手放す



オタク夫婦だけど、生活に使うムダなものを優先的に処分&電子書籍やダウンロード版の活用で家の中のものはあまり増えません。そのおかげで手元に置いておきたいもののスペースはしっかり確保できています!
個人の持ち物は生活に関わるもの(化粧品やスタイリング剤、衣服など)の置き場所も個人スペースを決めておくと、家族も片付けしやすくなりますよ。
ママの断捨離でよくある問題


最後に、ママの断捨離でよくある問題の解決策をご紹介します。
子どもがいると断捨離のタイミングが難しい



子どもがいると仕分けの邪魔をされてしまったり何かあると中断しなければいけなかったり、なかなか進まない……
そんなときは、「これくらいならすぐ終わる」と思える小さい範囲を決め、こまめに進めるのが無理せず継続するポイントです。
たとえば、子どもが1人遊びしているときや夕方に夜ご飯の支度を始める前にいらないものを1個見つける、寝る前や幼稚園のお迎え前に1か所だけ断捨離するなど、そのときはとても小さい範囲でも積み重ねていくと数か月後には家の中がかなりすっきりしているでしょう。
また、子どもといっしょにやるのもおすすめです。
まずは壊れて使えなくなったものを子どもに自分で捨てさせます。次に、お子様プレートやハッピーセットについてくる使っていないおもちゃ、年齢に合っていないものなどにステップアップしていきましょう。
親が勝手に処分するよりも、子どもが自分で手放す習慣をつけると片付けにも前向きになりますよ。



子ども主体でおもちゃを手放すときは「たくさん遊んでくれてありがとう」とお別れ会をしています。
家族の協力を得られない



パパのものが多すぎるし全然協力してくれない!
そのような場合は、趣味のものや服、靴など収納場所でのパパのスペースを決め、そこからあふれているものは捨てるね!と宣言しましょう。
「わが家の収納ではここに収まらないと掃除や片付けに支障がでる」「その範囲に収まっていれば何を持っていてもいいから自分で管理して」とあらかじめ伝えておくことで後々のトラブルを防ぐことにつながります。



非協力的なのはイラっとするけど、家族スペースに侵食させなければ何とかなる!
リバウンドが心配



一度断捨離しても子どもの成長でまた物が増えてリバウンドしそう……
断捨離のいいところは、いらないものを捨てたり家にあるものを把握したりすることでいま持っている物を見直せることです。
買ってもムダになってしまうものが分かるようになり余計な買い物を減らせるのでモノが増えるペースが減り、自然とリバウンドしにくい状態になりますよ。
あとは、衣替えや進級、大掃除などのタイミングで家にあるモノを見直していきましょう。一度断捨離しているので短時間かつ労力をかけずにできて、リバウンドを防げます。
初心者や忙しいママもやり方さえわかれば断捨離は簡単!


「家事を楽にしたい」「時間に余裕がほしい」と感じる人には、断捨離はとても効果的です。実際に、わが家も物を減らしたことで掃除のハードルが下がったり食器の片付けの時間が減ったりといいことが増えました。
また、断捨離は特別な道具が不要で短時間でできるため、忙しい人や片付けに慣れていない人でも成功しやすいといえます。
この記事が気になった人は、ぜひ今日から断捨離を始めてみてくださいね!
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